「書くのがしんどい」 読めば誰でも書きはじめる一歩を踏み出せるかも?

おすすめ本

「書くのがしんどい」について覚え書き的に印象に残ったキーワードを感想と一緒に記していこうと思います。

ブログを書くのにとにかく書けない。。。

書き始めることができない。。

というのがまず私自身の悩みでした。

書くのがしんどい、まさにこの心境、というのがこの本を手に取ったきっかけです。

実際読んでみての変化として、この記事を書き始めることができている、まずはじめの一歩を踏み出せている、すごいことじゃん! と、思えるようになりました。

自分で自分をほめながら書いてます。

そう、自分で自分をほめながら書く、ということもこの本の一つのトピックでもあります。

それではトピックを一緒にどうぞ!

ここに挙げたいくつかのトピックを意識するだけでかなり書くことへのハードルが低くなるんじゃないかなと思います

書こうとするのではなく伝えようとする

実は結構書いている?!

仕事や日常生活でメールやlineなど使ってますよね。

質問をしたりとか、アポイントの約束をしたりだとか。

「すみません!電車が遅れているので5分ほど約束の時間に遅れます」

だとかです。

こういうことって書こうと思って書いているのではなく、伝えようとして書いてるだけですよね。
そうなんです。日常で結構書くことって実はやっています。
この延長でいい、というのがまず一点。


それだと書くのがしんどい、とは思いませんよね。


わざわざ何かを書く、というクリエイティブなことではなく、伝えるために書く、と意識を変えると少し肩の荷が下りるような気がします。

ライティングの前にヒアリングの技術を磨く

書く、にはネタが必要です。


自分の中にかけるネタがめっちゃあって、という人はあまり必要ないかもですが、そうではない人が多いのでは。。。

かくいう私もその一人です。(そしたらなんでブログ始めようと思ったの?という突っ込みはおいておいて。。。)


自分の中から書こうとするから「書くのがしんどい」となるんですよね。


書くネタを人から仕入れる、そしてそれを編集する、という風にマインドを切り替えてみる。
そうすると書けるようになる、ということなのだそうです。


確かに、それはあるかも、、です。


実際にこの記事も、本の中の印象に残った内容を(つまり筆者の考えなどを)自分の感想交えながら覚え書きとしてまとめさせてもらっている、という感じでスタートしています。


これだとちょっと肩の力が抜けてさくさくっとタイピングが進む感じがします。。

書くネタがない時は、人からネタを仕入れる! 取材をして書く! 


つまりインプットしてから書きましょう。ということです。 

自分のことを書こうとしなくてよい、まずは他人のこと、周りのことを発信しようとすればいいよ、って筆者は言われています。

ヒアリングのコツ「聴き上手になる魔法の質問」を知っておく

でもね、なかなか人と会話をしていて話がトントン弾む、って難しいですよね。

聴き上手な人ってうらやましいなー、っていつも思います。


そんな時に役立つのが「いつからですか?」というのが魔法の質問なのだそうです。

 
「いつからですか?」というのはつまり相手の過去について聞く、ということ。


人って未来のことより過去について聞かれると話しやすいし、盛り上がるんだそうです。


確かにそうかもです。昔話ってなんだかんだと話すことがありますよね。


ライティング技術の前にまずはヒアリングの技術を磨きましょう、ということなのです。


あぁ、この話ステキ、面白かった! これは誰かに伝えたい!そういう気持ちを文章にする、というのがいい文章を書けるスタートなのでしょうね。

最初から完璧を目指さない!

このことも印象に残った内容の一つです。

目からうろこが落ちたのはまさにこの章、この本の私にとってのキモがこの章かもって思っています。


最初から面白い文章が書けるような人なんてほぼいません。


多くの人は自ら生み出した「よくわからない文の塊」を試行錯誤しながら整えていくのです。

自意識を捨てる!

面白い文章を書かないといけない、

読まれなかったらどうしよう、

っていう自意識が邪魔をしてしまって進まない。。。 文字が打てない。。

 
そういう自意識をまずは捨てる!


最初の段階ではもう誰に何を言われようと

(心配しないで! おそらく何も言われないですって。)

とにかく書く、とにかく発信する、そしてどんどん失敗する。


どれだけ読まれない文章を書けたか、が重要です。って。

読まれない文章でいい

ちょっとこの言葉にどきりとしました。 

読まれない文章をいかに書けるか、なんてちょっとそういう角度で書かれた書き方の本ってなくないですか?


この部分で、ぐっと肩の荷が下りましたね。 


あ、そっか、最初は読まれない文章でいいんや! って。


なかなか記事が書けない、っていうお悩みの人も、

あなたの記事、読まれなくていいんですよ

そうそう、読まれなくていいからとにかく書け! 書きましょう! ってことです。


最初のうちはとにかく発信して、たくさん失敗して、そこからです。っていうこと。


どれだけいいね!のつかない文章を発信できたかが勝負!

くらいに考えて、とにかく発信スベってまた発信

それの繰り返し、が書けるようになる遠回りのようで実は近道なのかな、って思います。

わかりやすい文章のたったひとつの条件

わかりやすい文章のたった一つの条件をあげるとしたら何だと思います? 

これも確かになー、そうやわー って思ったので紹介しますね。


いろいろな定義があるかと思いますが、という前置きがされた後で、筆者はわかりやすい文章のたった一つの条件ということで、


「読む速度と理解する速度が一致する文章」 

とわかりやすい文章を定義しています。


読み手が自分の自然な読む速度で読みながら、そのままで、スーッと頭に内容がはいってくるような文章。


何度も読み返したりしなくて、さーっとスクロールする速度で意味がわかるようなもの。


Web上では特に重要ですよね。


そのためには適度に改行や箇条書きなどを取り入れながら、

まずは書き手が内容をよく理解しながら、それを伝える、

書き手が理解できていないものを読み手が理解できるはずはないですものね。

たった一人に届けることを意識して書く

「50歳代の女性」「40歳代の男性」に届けよう、としてもぼんやりした書き方になってしまいます。

 なんとなくではなくて、具体的に顔を思い浮かべながら


「自分の母親が読みたいよ思うようなもの」


「姪っ子のかえでちゃんに伝えるために」


というふうに、「たった一人」に絞る


誰かが読むだろう、という気持ちで書かれた文章は、

「誰にも読まれない」危険性が高い、のです。


筆者はそれを、虫眼鏡で白い紙に光を集めて火をおこす実験に例えて表現されていました。


広い範囲をボヤっと照らすのではなくて、一点に集中させることで火が付き、それが周りに広がっていく。


ターゲットを絞る、というのはそういうイメージです。


ある一人、に突き刺すから、そこで火が付き、周りにも広がっていく。


多くの人に届けたいのなら、むしろ「たった一人」に届けようとしたほうがいいのです。

書くときは自分をほめながら、読むときは自分をけなしながら

これもこの本で刺さった言葉の一つです。


読まれる文章を書くためには、自分の中に「書き手」と「編集者」を作り出すこと。


書くときは難しいことは考えないでひたすら書く、頭に浮かんだことをとにかく主観的でいいから書く。


文法の違いとか論理のつながりとか、気にしないでまず書く。

書き手から編集者へ 一人で二役

そしてそこから、編集者モードに自分を切り替えるんですね。


一人2役です。海に浮かぶダイヤモンドの神木隆之介です。(なんやそれ!)


書かれた文章を、ここがいまいち意味が通らないな、とかこの考えは浅はかなんじゃぁないかな、とか指摘することっていうのは人は得意なのです。


だから、少し時間をおいて、ここはいい、ここはもう少し肉付けしたほうがいい、とか自分の文章にアドバイスしながら手直ししていく、

なるべく意地悪に、細かく見ていく。


この一人二役、がポイントなんですね。


書くときは、自分最高!いいね! と自分をほめながらとにかくじゃんじゃん書く。


そして、それを読むときはここ全然ダメ、とけなしながら修正・推敲していく、

そのバランスなんですね。こうして文章を磨いていくのだそうです。


これって仕事の文章でも言えますね。


頭で考えていい文章をひねり出そうとするのではなく、まず手を動かす。


そこから始まるのだと思います。 

まとめ

いかがでしょうか。


まず書いてみる、その一歩を踏み出すことができるような気がしませんか。


わたしは少なくとも、この本の読後、よし、書き始めてみようか、と思い重い腰を上げることができました。


また煮詰まることもありそうですが、振り返ってここに戻ってくることで、進めそうな気がしています。

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