普段は琵琶湖沿いを走っているのですが、ゴールデンウィークの朝、少し足を延ばして、京都の大文字山を目指しました!
京都の町を駆け抜けるように、ルートは三条京阪から大文字山を登り、哲学の道を経て南禅寺の水路閣までのコース。 全長約12キロほどです。
新緑のまぶしさの中、歴史を感じる風景にも癒されながら、心と体をじんわりとほぐす、まさにこれぞ大人のための朝ラン!
普段の慌ただしい日々を少しだけ離れ、自分と向き合える貴重な時間にもなりました。
コース上の見どころなど写真付きで紹介したいと思います。
大文字ラン コース上のおすすめスポット
鴨川の飛び石を渡って、静かな朝の始まり
朝7時前の三条京阪はまだ人もまばら。そこから鴨川沿いを北上し、途中で見つけたのが鴨川名物「三角州の飛び石(亀石)」。

靴のままでも渡れるのですが、ちょっと立ち止まって、川の流れを眺めながら一呼吸。
川面をすべる風が心地よく、少しずつ身体が目覚めていくのを感じます。
今出川通から大文字山を見上げる
出町柳を過ぎて今出川通に出ると、正面に大文字山が姿を現します。

晴れた空を背景に、「大」の字がくっきりと見え、これから登る道が自然と気持ちを引き締めてくれます。
この景色を見た瞬間、「今日、来てよかったな」と感じました。
銀閣寺横から登山道へ。山中はひんやりとした癒し空間
銀閣寺の脇から、いよいよ山道へ。

ここからは一気に登りになりますが、道は整備されていて歩きやすく、途中には木漏れ日の美しい場所も。
小鳥のさえずりや、足元の落ち葉の音が心地よく、自然の中に身をゆだねる感覚がたまりません。
大文字山 火床からのご褒美ビュー
登り始めて約30分。ついに大文字山 火床(大の字の中心)に到着しました!

ここからは京都市内が一望でき、京都御所、遠くには大阪方面まで見えることも。
清々しい空気を胸いっぱい吸い込み、しばし休憩。
登った人にしか見えないご褒美のような景色が広がっていました。

「大」の左払いの上を歩いて見下ろすと、京都の街がまるで手のひらに乗っているかのようです。

哲学の道へ。歴史と静けさを感じながら走る
下山後は銀閣寺から哲学の道へ。
ここからはなだらかな下り坂で、ゆるやかなランに切り替えます。
新緑が生い茂る並木道、川の流れ、猫の姿──まるで時間が止まったような穏やかさ。
途中にはカフェや雑貨屋さんが点在していて、朝早くから開いているお店もちらほら。
走るのをやめて、つい抹茶ソフトなどに行きたくなる、、、衝動と闘いながら、南禅寺へと向かいます。
水路閣で締めくくり。レンガのアーチに癒される
哲学の道を抜けてたどり着いた南禅寺。
ここでぜひ立ち寄ってほしいのが「水路閣」。

目指していた第二のゴールです!
明治時代に造られたレンガの水道橋で、まるでヨーロッパの遺跡のような雰囲気があります。
アーチ越しに見る新緑、静かに流れる水の音──ここでしばらく立ち止まり、心を落ち着ける時間を過ごしました。
京都の中でも特に好きな場所のひとつです。
コースの全体イメージ

京阪三条駅をスタートして、北上、亀石を渡って大文字山に向かって東へ、
第1ゴールの大文字山の下山後は、哲学の道を南下、そして南禅寺へ。
第2ゴールの水路橋の後は、また、スタート時点の三条京阪駅まで西へ、
というぐるっと時計回りのコースです。
全体は約12キロほど
山道はほぼ歩いて登っていましたので、全体で約2時間程のゆるっとジョグでした。
まとめ
今回のコースは、アップダウンもほどよく、自然と歴史がバランスよく交差するランニングルート。
初心者にもおすすめです。
朝の静かな時間に走ることで、日常のざわめきから少し離れ、心がすっと整うのを感じました。
観光としても人気のエリアですが、早朝ならではの静けさと、地元目線の楽しみ方ができるのもこのコースの魅力です。
次は秋の紅葉の頃にもまた走ってみたいな…そんな思いを胸に帰路につきました。